「群発頭痛」とは?

日本はいわゆる「頭痛持ち」と呼ばれる人が多いと言われています。
今回はそういった慢性頭痛のひとつを紹介していきましょう。

群発頭痛」という名前の頭痛は、片頭痛や張型頭痛などの広く一般に知られている頭痛と比べて患者数がとても少ないため、あまり聞きなれないと思います。
この頭痛は、ある期間に集中して痛みが起こるところから名付けられました。
他の頭痛の痛みと比べて、その強さは桁ちがいと言われています。
群発期と呼ばれる発作が起こる時期は2年に1回から毎年1~2回という人が多いと言われています。

群発頭痛の痛みの特徴は、片側の目の奥に起こる激痛にあります。
“柱に頭をぶつけたくなる”とか“目の奥をえぐられるような”と表現されるような激痛です。

頭痛の原因は、片頭痛と同様に、血管が拡張して周囲に炎症が生じて、三叉神経を刺激するために起きるものと言われています。
群発頭痛の場合は、もっと目の奥の太い血管に炎症が原因とも言われています。
その血管の周りにある交感神経や副交感神経も圧迫・刺激されて、目を閉じるように細くなってしまったり、涙が出る、目が充血する、瞳孔が小さくなる、鼻水が出るなどの、随伴症状を起こします。
これらの症状は、群発頭痛に特徴的なものでもあります。

群発頭痛の治療については、酸素吸入が有効です。酸素吸入によって強い群発頭痛が軽くなる人がいます。
100%の高濃度酸素を10~15分吸入する必要がありますので、病院に行くか、自分で酸素ボンベをレンタルするなどの必要があります。
(※ 薬局薬店で販売されている携帯用の小さな酸素ボンベでは、酸素濃度が少ないので、残念ながら治療効果がありません。)

また、脳の血管の拡張を予防するエルゴタミンを症状の早い時期に服用すると治療効果があります。
就寝前にエルゴタミンを服用しておくと、夜中の頭痛が予防可能です。

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